2004年12月03日
トーノZEROアニメ感想舞-HiME total 3047 count

乙女達の競作ケーキはオーファンさえも苦しみのたうつ素敵な味覚!?

Written By: トーノZERO連絡先

 謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!

 今日の舞-HiMEのの感想。

サブタイトル §

第10話「ケーキ大戦!!!!」

あらすじ §

 調理実習の補修が、杉浦碧の手によってお祭り騒ぎイベントになります。

 舞衣らは3つのチームに分かれてケーキを作って勝負することになります。

 しかし、それはオーファンによって狙われます。

 一方、巧海は姉の誕生日のためにケーキを作ります。晶はそれに協力します。

 オーファンは、2体いて、ケーキを狙ったオーファンを追跡した舞衣達は、別のオーファンを追いかけてしまいます。

 ケーキを狙ったオーファンは、今度は巧海のケーキを狙いますが、姫としての正体を現した晶がオーファンを倒します。

 疲れて戻った舞衣を、巧海らみんなが誕生パーティーの準備をして迎えます。

感想 §

 ああ、これは良い! と思いました。

 何が良いのかと言えば、乙女達が作るケーキがいずれも破滅的に不味かったこと。

 普段料理もしない、たかが十代の少女達が、いきなり美味しいケーキを作れるわけがありません。

 ラストの救急車がそれを物語っていますね。男達が不味さにひっくり返る描写をあえて入れずに、救急車で表現する品のある演出センスも好感です。

 そして、男の子である巧海が作るケーキは美味しい、というのも良いですね。

 こういうパターンは一種のお約束という感もありますが、どうもそのお約束に飢えていたような気がしないでもありません。そういう好ましい風化しつつお約束を力強く再現してくれたのが、ああ良いな思いました。それは単なるパターンという以上の何かがあると思います。

 もう1つ、晶くんの正体も明らかになりましたね。

 男の子だとばかり思っていたら、実は女の子。しかも、姫の一人とは。

 しかし、正体がばれて焦る慌てぶりも可愛いし。予想外の良いキャラです。

 そして、男の子はといえば、ケーキを欲しがっているのにオーファンを送り込んでしまう炎の屈折した可愛さが際だちますね。

今回の名台詞 §

神崎 黎人「彼女の思いがこもっていれば何だって美味しいよ」

 そこまで言う以上は美味しかったのでしょう。たとえ救急車に乗る羽目になったとしても (笑。